閉経のサイン

「もしかして、そろそろ閉経?」気になるサイン
閉経のサイン — 体からのメッセージ
閉経が近づくと、体には様々なサインが現れます。これらのサインを知っておくことで、心構えができ、更年期をスムーズに過ごす準備ができます。
- 生理周期の変化 — 短くなったり、長くなったり、不規則に。
閉経のサインとして最も分かりやすいのが、生理周期の変化です。
周期が短くなる: 以前は30日周期だったのが、25日や28日周期になるなど、生理の間隔が短くなることがあります。
周期が長くなる: 生理の間隔が35日以上になるなど、長くなることもあります。
不規則になる: 生理周期がバラバラになり、いつ生理が来るか予測しにくくなることがあります。
経血量の変化: 経血量が以前より少なくなったり、逆に多くなったり、出血期間が短くなったり長くなったりすることもあります。
無排卵月経: 排卵を伴わない生理が起こるようになり、基礎体温の高温期が見られなくなることがあります。
これらの変化は、卵巣の機能が徐々に低下し、女性ホルモンの分泌量が不安定になることで起こります。 - 基礎体温の変化 — 高温期と低温期の区別がつきにくくなる。
正常な生理周期では、排卵を境に基礎体温が低温期と高温期の2相に分かれます。しかし、閉経が近づくと、排卵が起こりにくくなり、高温期が短くなったり、はっきりとした2相に分かれなくなったりします。最終的には、低温期のみのグラフになることが多くなります。 - その他の症状 — 更年期症状との関連。
閉経が近づくと、以下のような更年期の症状が現れることもあります。
ホットフラッシュ: 顔や上半身が急に熱くなる、ほてる、大量の汗をかく- 発汗: 特に夜間に寝汗をかく
- 不眠: 寝つきが悪くなる、夜中に目が覚める
- 動悸・息切れ: 胸がドキドキする、息苦しくなる
- めまい・ふらつき: めまいがする、立ちくらみがする
- 肩こり・腰痛: 肩や首、腰などが凝る、痛む
- 気分の落ち込み・イライラ: 気分が沈む、イライラしやすくなる
- 疲労感・倦怠感: 疲れやすい、だるい
生理が1回飛んで60日来ない場合 — 閉経が近いサイン
生理が1回飛んで、次の生理が60日以上来ない場合、その2年以内に閉経が来ると予測できます。この時、更年期の症状がある人もいれば、特に症状がない人もいますが、女性ホルモンの変化は同じように起こっています。
ひまわりからのメッセージ
「もしかして閉経かも?」というサインに気づいたら、将来に向けて生活習慣を整えていくことが大切です。例えば、
- 睡眠時間の確保: 更年期になると疲れやすくなる傾向があるため、十分な睡眠時間を確保するように心がけましょう。
- 食事と運動の見直し: コレステロール値が気になる場合は、食事内容を見直したり、適度な運動を取り入れたりするなど、生活習慣を工夫しましょう。